ある日の事、WEBサイト運用保守のご契約をいただいているお客様から「うちのWEBサイトが見られなくなってるんだけど！」と慌てた様子でご連絡がありました。 

確認してみると確かにWEBサイトが表示されておらず、サーバへアクセスを試みますがFTPの接続もできません。 

ネットフォレストのサーバであれば、隣の部署のサーバ担当チームに○○様のWEBサーバの状況を確認してください。と確認ができるのですが、こちらのお客様は他社のレンタルサーバをご利用でしたので、状況がすぐにはわかりませんでした。

「ご契約のサーバ会社から、メールなどのお知らせが届いていないですか？」 

お客様がご契約している他社のWEBサーバの状況は、お客様に確認していただくしか方法がありません。
ご担当者様にここ最近来ているメールをご確認いただくと、レンタルサーバのリプレース（新環境への引っ越し）を実施しましたというお知らせがメールで届いており、お客様が設定を行わなければならない項目等説明が記載されていました。

「読んでもわからなかったから、そのままにしちゃったんだよね」

今回のお知らせは専門用語が含まれており、お客様にとっては分かり辛い内容で重要度を認識するのは難しい状況でした。

当社WEB保守担当者で内容を確認させていただき、設定が必要な項目についてお客様にご説明したところ、無事にWEBサイトが表示されるようなりました。

WEBサイトも見れるようになった。サーバにFTPも接続できるようになった。一安心と胸をなでおろした矢先に、再度同じお客様よりご連絡がありました。 

「CMSが動かないんだけど！」

 
CMSとはWEBサイトの一部を更新できるように導入しているソフトウエアで、多くの企業が導入しているものです。昨今は導入していて当たり前のようなものなのですが、動かないとなると一大事です。

連絡を頂き慌てて確認したところ、管理画面のログインは出来るけれど、エラー表示がされている状況でした。
既に頂いていた情報では解決できない内容だったので、お客様に過去のメールをさかのぼって確認していただいたところ、今回のリプレースに関して、事前にきちんとお知らせがされていたようでした。 

リプレースを実施するにあたり、公開されているサーバとは別にテスト環境が用意されていて、プログラムについてはテスト環境で動作検証をしてください。ときちんと記載がありました。

この時点でご連絡いただければ・・・。と思ってみても過去には戻れません。 

内容を確認しCMSのエラーメッセージを調査しましたが、原因は新しい環境の設定に由来するもので解決するためにはサーバの管理会社への連絡が必要となり、結果、CMSの復旧には数日かかることとなりました。

今回のようなサーバのリプレースの際には、ソフトウエア等のバージョンアップの影響で利用しているプログラムが動かなくなることがあります。 

よくあるケースだと、バージョンの古いWordPressを利用しバージョンアップなどを行わず運用を行っていて、サーバリプレースよって動作しなくなってしまうケースです。 

一般的にサーバリプレースの際には、事前に新しいサーバと同じ環境のテストサーバが提供されます。事前にテストサーバでエラー等を解消しておけるように準備されているのです。

契約しているサーバ会社からのメールが届いたら、内容をしっかり確認しましょう。 
特に、サーバリプレースについてのお知らせの場合は、WEBサイトの管理をしている制作会社に連絡して、「こういうのが来たけど大丈夫かな？」と相談をした方が良いでしょう。

すべて自社で管理している場合は、サーバの知識がある方の協力を得て対応するのが望ましいでしょう。 

ネットフォレストではレンタルサーバのサービスとWEBサイトの運用・更新代行サービスを併せて行っています。 

WEBサイトの運用・更新代行をご契約いただいているお客様については、レンタルサーバのリプレース時の確認も併せて実施させていただいています。 

リプレースの内容についても、サーバの担当者とWEB制作の担当者が連携していますので、事前に確認を行っています。 

テスト環境でのチェックも行い、不具合が発生する場合は改修作業なども行わせていただいています。 

レンタルサーバの管理は荷が重い、WEBサイト、サーバ一括でお願いしたいというWEB担当者の方は、ぜひネットフォレストのレンタルサーバ+運用・更新代行サービスのご利用をご検討ください。