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インターネットサービスプロバイダ(ISP)をわかりやすく解説!ISP選びのポイントと切り替え事例を紹介

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こんにちは!ネットフォレストの天野です。普段、皆さんが利用しているインターネットは「ISP事業者」がサービス提供していることをご存知でしたか?あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、快適なインターネット環境を整備するうえで、ISPとはどういったものなのか、ある程度知っておく必要があります。

今回は、「ISP」について、かもめインターネットの事業に10年以上携わってきた私がわかりやすく解説します。最近、生活環境が変化し、引っ越しをした、テレワークが増えたなど、インターネットの見直しを考えている方もいらっしゃるかと思います。ISP選びのポイントと切り替え事例も紹介しますので、ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

ISPと回線事業者の違い

ISP

ISPとは「インターネットサービスプロバイダ」の略称で、インターネットに接続するサービスを提供する事業者のことです。単に「プロバイダ」とよばれたりもします。普段の生活で登場することは少ないと思いますが、皆さんがインターネットを利用するとき、どこかのISPがインターネットを利用できるようにサービスを提供しています。例えば、スマートフォンでインターネットを利用するときも、契約しているキャリアがISPとしてサービスを提供していますし、カフェのWi-Fiを利用するときも、お店がISPと契約していて、それをカフェの利用者に使えるようにしているという背景があります。ネットフォレストが運営する「かもめインターネット」も数あるISPのうちの一つです。

回線事業者

回線事業者は光回線をはじめとした、インターネットに接続するための物理的な回線を提供する事業者です。例えば、NTT東日本、NTT西日本は「フレッツ光」の商品名で回線事業者としてよく知られているかと思います。光回線は、フレッツ光以外にも、ダークファイバー(NTTの予備回線)を利用した独自回線を提供しているNURO光やauひかり、各地域の電力系の回線事業者などが存在します。光回線以外には、電話回線を使用したADSL回線やケーブルテレビ網を利用したケーブルテレビ回線などの種類があります。

光コラボ事業者

光コラボとは「光コラボレーションモデル」の略称です。光コラボ事業者とは、光回線とISPをセットで扱っている事業者のことで、正確には、NTT東日本やNTT西日本からフレッツ光回線を借り受け、自社のISPなどを組合せて提供しているISP事業者のことを指します。

ISPを選ぶポイント

回線品質

ISPにより、回線品質は異なります。品質重視のISPもあれば、安さ重視のISPもあります。テレワークや動画視聴、オンラインゲームの利用など、私たちの生活に欠かせない存在になっているインターネット、安定した回線品質を求める方も多いのではないでしょうか?回線品質のポイントは、「通信速度」と「安定性」です。

「通信速度」とは、いかに短時間で多くの容量を通信できるか、という指標です。「インターネット速度測定サイト」などで計測されるのはこの通信速度です。通信速度が速ければ速いほど、大きな容量のファイルのダウンロード/アップロードに必要な時間が少なくなり、快適に利用できるということになります。

一方「安定性」はその名のとおり、安定した通信速度でインターネットを利用できるか、という指標です。例えば、通信が途切れたり、速度が低下したりする時間が多い状態は、安定性が低い状態といえます。一部の対戦型オンラインゲームでは、通信速度の低下によるタイムラグによって勝敗に影響を及ぼすことがあり、用途によっては通信速度よりも重視されることの多い指標といえます。

回線品質を確認するには実際に使ってみるのが最も確実です。「お試し期間」を設けているISPであれば、一定期間を無料で使用してみて、品質に不満があれば無料でキャンセルすることができます。品質重視のISPで特に設けられていることが多いので、チェックしてみてください。

料金

利用料金も、品質とならんで重要な要素といえるでしょう。単に価格の比較であれば、安いに越したことはありません。重要なのは、「通信品質に見合った料金か?」ということにユーザが納得して利用できることだと思います。安易に安価のISPに申し込むのではなく、無料で試せるISPで品質を確かめてから利用をはじめるのも、賢い選び方です。

サポート

意外と重視されにくいのですが、快適な利用をサポートしてくれるか?という視点もぜひ考慮したい要素です。サポートの品質を見定めるポイントとしては、どのような連絡手段があるか(電話・メール・チャットなど)、回答の早さ・正確さ、FAQが整備されているか、などがあります。利用開始後にトラブルが発生し、いざ連絡しようと思ったらどうやって連絡したらいいかわからない…なんてことがないように、事前にサポート窓口などについても確認しておきましょう。

オプション

ISP事業者では、メインとなる「インターネット接続サービス」に関連するオプションサービスを用意していることがほとんどです。例えば、こんなオプションサービスがあります。

セキュリティ

インターネットを利用するうえで切っても切り離せないのが、セキュリティではないでしょうか?このオプションでは、主にパソコン向けのセキュリティサービスが用意されています。

固定IPアドレス

「IPアドレス」というのは、インターネットを利用する際にISPから割り当てられる番号のことです。通常は、IPアドレスはずっと同じではなく、接続ごとに変わることがあります。これが変わらない様に固定のIPアドレスを発行してもらうのが、固定IPアドレスオプションです。VPNやサーバー構築、WEBカメラなど固定IPアドレスを活用した用途の場合、必要になります。

メールアドレス

現在は主流ではないかもしれませんが、ISPが管理しているメールサービスを利用するオプションで「プロバイダメール」とよばれます。Gmailなどに代表される「フリーメール」と異なり、広告などが表示されないなどのメリットがあります。

    契約期間と解約手数料

    ISPごとに、契約期間もさまざまです。一般的な長期契約の場合、月額料金が割引されるプランが多いです。初めから何年使うかわかっていればよいのですが、なかなかそうもいかないもの。長期契約で月額料金は抑えられたものの、解約が必要になって出費がかさんでしまった、なんてこともあり得ます。

    そこで注意いただきたいのが、契約期間と解約手数料です。メリット・デメリットを整理してみました。

      メリット デメリット

      契約期間が長い(1年~)

      月額料金が割引される 契約途中で解約する場合、解約金がかかる

      契約期間が短い(1か月更新など)

      解約金がかからない(いつでも止められる) 月額料金の割引なし

      上記のようなメリット・デメリットから、解約のリスクがどれだけあるか契約前に検討する必要があります。

      ISPの解約理由として、「引っ越しによる環境の変化」や「回線品質の悪化」があげられます。近年は無料インターネット付きのマンションなども増加していてISPを契約する必要がなくなる場合や契約中のISPが引っ越し先で使えず解約となる場合もあります。「回線品質の悪化」は、引越しにより居住エリアが変わることで回線品質が悪くなってしまう場合や引越しをしていなくても契約中のISPのユーザー増加などの影響により回線品質は変動します。

      これらの解約のリスクを理解したうえで、自分に合ったISPやプランを選ぶことをおすすめします。

      自宅のネットをかもめインターネットに切り替えたビフォーアフター事例①

      デザイナーOさんのケース

      OさんはネットフォレストのWEBチームに所属するデザイナーです。コロナを機にテレワークが必要になり、インターネット環境を整備。会社にあるPCへリモートデスクトップ接続し、業務を行うこととなりました。

      ところが問題発生…

      いざ、自宅で業務を行ってみると、リモートデスクトップ接続が不安定になることが多いことに気づきました。操作の反応が鈍くなることが、1日に3~4回ほど発生していました。最悪、接続が切断してしまうこともあり、業務に支障が出つつありました。そこで、インターネットの回線速度を測ったところ、なんと一桁Mbps台…。改善策を検討することにしました。

      対策を講ずるも…

      先ず取り掛かったのは古くなっていそうな機器の交換でした。会社からの補助もあり、LANケーブルとルータを新品に交換。それでも通信品質はよくならず。社内で相談したところ、「プロバイダを変えてみては?」と提案があったのでした。(※ネットフォレストでは、福利厚生の一環として社員にISP「かもめインターネット」を無料で提供しています。)

      変えたとたんに激変!

      ISPでそんなに変わるものかな…と正直言って半信半疑だったのですが、差は歴然としていました。ISPを「かもめインターネット」に変えて以降、接続が不安定になることは一切なくなりました。初めからISPを変更していれば…と振り返りつつ、ISPの変更を勧めてくれた担当部署にも、ネット環境の劇的な改善を報告したのでした。

      • 速度測定:ダウンロード一桁Mbps台 ⇒ ダウンロード37.33Mbps(アップロード51.83Mbps)に改善
      • 使用時間帯:日中帯
      • 回線環境 :フレッツ光ネクストファミリータイプハイスピード

      デザイナーOさんからのコメント

      自社のサービスながら、ISPをかもめインターネットに変えたことでネット環境が改善したことに驚いています。以前はISPをよく選ばず、申込み手続きが楽で金額も安かったISPに決めたのですが、ISPによってこんなに品質に差があるとは思いませんでした。余談ですが、自宅では猫と暮らしていて、ペットカメラや猫トイレなどのIoT機器を使用し大事な猫たちの健康を見守っています。何かと頼ることの多いインターネット環境、品質がよいに越したことはないな、と思う今日この頃です。とにかく、かもめインターネットはおすすめです!

      自宅のネットをかもめインターネットに切り替えたビフォーアフター事例②

      エンジニアTさんのケース

      Tさんはネットフォレストの技術部署に所属するエンジニアです。転居を機にインターネット環境を見直すこととなったのですが、入居が決まった賃貸マンションではVDSL回線の提供のみ!(仲介業者は光回線があるって言っていたのに…)しかも無料でついてくるISPの品質に期待はできなさそうでした。

      思いもよらないところに支障も…

      テレワークの際は、毎日の朝礼や夕礼を始めとした会議はビデオ通話で行うことが日常です。案の定、VDSL回線と無料ISPでは回線速度もよいはずもなく、業務のコミュニケーションに、時々ですが支障が出つつありました。

      業務への影響も問題ですが、息抜きでやっているオンラインゲームにも影響がでてきました。0.1秒の差で勝敗が決まることもあるFPSでは、インターネット環境が安定していることが必須条件なのです。

      【用語について】

      VDSL回線 「VDSL回線」とは、光回線の接続方式の1つで、マンションなどの集合住宅で使用されます。建物の共有スペースまでは光回線を使用し、各戸までは電話回線を使用する方式です。一部の経路に電話回線使用するため、通信速度が低下する原因になる場合があります。
      FPS 「FPS」とは、シューティングゲームのタイプの1つです。本文中で言っている"オンラインゲーム"は「VALORANT」や「APEX」に代表される、いわゆるオンラインFPSです。チーム戦で行うことが多いオンラインFPSでは、1人の操作が遅延したり不正確だったりすることにより、チーム全体が不利な状況に置かれてしまいます。たまに、遅延するどころか切断してしまい、ゲーム内で突っ立ったまま動かない人を見かけますが、「あいつ落ちたな…」と仲間からは戦力外として放置されることも…。

      これはなんとかしないと

      オンラインゲームでの操作遅延はゲーム仲間との信用問題になります。早速対策を考えますが、使用している機器は問題なさそう…。回線(VDSL)は賃貸マンションなので勝手に変更できないし、残るはISPを変えてみることぐらいでした。

      VDSL回線×かもめインターネットの実力

      最近はネット回線といえば光回線が主流の中、VSDL回線でどこまで改善できるのか…。そんな心配はすぐに無くなりました。VDSL回線の最高速度は100Mbpsですが、測定の結果「90Mbps」を記録し、VDSL回線の性能をほぼ最大まで引き出す結果になりました。テレワークでのコミュニケーションについても全く支障なく行えるようになり、オンラインゲームやボイスチャットなど業務外の利用についても、他の人に迷惑をかけることはなくなりました。今回のケースでは、マンションで共用利用しているVDSL回線のまま、ISPを変更しただけで通信品質が改善したことで、ISPがいかに品質に影響を及ぼすかを示すこととなりました。

      • 速度測定:ダウンロード40Mbps程度 ⇒ ダウンロード 80~90Mbps に改善
      • 使用時間帯:テレワークは日中、オンラインゲーム(21時以降)
      • 回線環境 :VDSL回線

      エンジニアTさんからのコメント

      明らかな通信品質の改善を体感しています。VDSL回線はマンションで共用なのですが、それにも関わらず安定したネット環境が時間帯問わず実現できています。他の人とのボイスチャットなどでも、"こちらのせいで迷惑かけていないな"と思える環境はいいですね。通信速度についても満足しており、容量の大きいファイルのダウンロードなども気づいたら終わっています。個人宅でISPを気にする人は少ないような気がしますが、VDSL回線であっても改善の余地が大きいことを改めて実感しています。いま利用しているかもめインターネットのように、ISPはなるべく品質で選びたいですね!

      まとめ

      今回の記事では、下記の内容をご紹介しました。

      ISPとは?

      • ISPと回線事業者はどちらもインターネット利用に欠かせない事業者で、インターネット接続を提供するISPと、物理的な回線を提供する回線事業者で、役割が異なります。

      ISP選びのポイントは?

      • ISPを選ぶときは、回線品質、料金、サポート、オプション、そして契約期間と解約手数料の検討ポイントがあります。自分がどの様に利用したいか、整理しておくとよいでしょう。

      • 実例でご紹介しましたとおり、ISPによって回線品質に大きな差があります。

      ここまでお読みいただいてありがとうございます。ISPを選ぶ際のポイントや、ISPが通信品質に与える影響について、知っていただけたのではないでしょうか?最後に少しだけ宣伝させてください。株式会社ネットフォレストが運営する「かもめインターネット」は1995年に横浜でスタートし、現在は全国で利用されている高品質ISPです。ご自宅でのテレワーク環境改善に、ぜひ、かもめインターネットをご検討ください。

      今後も、インターネットをより多くの方に快適にご利用いただくために、わかりやすい情報発信を行ってまいります!

      以上、ネットフォレストの天野でした!

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      WRITER

      サービスオペレーショングループ

      天野

      かもめインターネットをはじめとした「ISP事業」の責任者を務めております。日々、たくさんのお客様に向き合う中で得られた経験を元に、お役に立てる情報をわかりやすく発信し、皆さまに還元したいと思います。末永く愛されるISPを目指して…どうぞよろしくお願いします!

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