導入事例
高可用性とスケーラビリティを実現するWEBサイト環境の設計・構築・運用
急激なアクセス増加や予期せぬ障害にも耐えうる強固なWEBサイト環境の構築は、現代のビジネスにおいて不可欠です。アクセス集中対策を含め、可用性を最大限に高めたWEBサイト環境を設計し、構築しました。
- 導⼊⽬的
-
- 外部サービスとWEBサイトの連携
- 冗長化構成
- アクセス集中対策
- CMS環境
- 導⼊企業
-
神戸須磨シーワールド様
- 業種
- 水族館事業
- 本社
- 株式会社グランビスタ ホテル&リゾート
- URL
- https://www.kobesuma-seaworld.jp/
利用事例
高可用性とスケーラビリティを実現するWEBサイト環境の設計・構築・運用
神戸須磨シーワールド様の開業に向けてWEBサイト環境を設計・構築
『つながる』エデュテインメント水族館をコンセプトに掲げ、2024年6月に開業した「神戸須磨シーワールド様(運営会社:株式会社グランビスタ ホテル&リゾート)」のWEBサイト環境の設計から構築までを担当。リリース後の運用・保守もお任せいただいています。
ご要望・要件にプラスアルファのご提案
「Amazon Web Services (AWS) 」を活用した高可用性と耐障害性を備えたWEBサイト環境をご提案。また、メディア露出などをきっかけとした急激なアクセス上昇時においても安定的にWEBコンテンツを配信できるように「Contents Delivery Network(CDN)」も併せてご提案させていただきました。
他にも外部サービスや水族館内のサイネージとの連携など、複数APIとの連携があるWEBサイトの開発では、安定したリリースを実現するために事前のテストが欠かせません。そこで、本番環境と同じ要件を持ちながら、コストを抑えた検証・開発環境も同時にセットアップし、十分なテストを行った上で安全にリリースできる環境をご提案させていただきました。
高可用性と耐障害性を備えたWEBサイト環境(AWS)
マルチAZ構成(冗長構成)にすることで、高可用性と耐障害性を備えたWEBサイト環境を実現しました。
アベイラビリティーゾーン(AZ)とは、複数のデータセンターから構成されるインフラ設備の単位です。マルチAZ構成にすることで、あるAZ全体にわたる広域障害(電源障害など)が起こったとしても、WEBサイトをダウンさせることなく稼働し続けることができます。
マルチAZ構成においても、WEBコンテンツやセッション情報をサーバ間で共有できるように「共有ファイルストレージサービス」を利用しています。
メディア露出などをきっかけたとしたピーク対策(CDN)
CDNを導入することにより、メディア露出や広告などをきっかけたとしたピーク時のアクセス集中にも対応しています。
CDNの導入は、アクセス集中に対応する上で非常に有効で、キャッシュサーバーなどで構成されたプラットフォームを利用してコンテンツをキャッシュし、ユーザーにコンテンツを配信することで、WEBサイトの読み込み速度を向上させます。これにより、大量のアクセスがあった場合でも、パフォーマンスの低下を防ぐことが可能となります。
想定通り、多くのユーザーからのアクセスがありましたが、表示が遅れる、サーバダウンなどのトラブルもなくスムーズに運用を行っています。
CDNは、他設備でもご利用いただいており、導入実績がある国産CDNサービス「J-Stream CDNext」を利用しております。
リリース後運用フェーズへ移行
インフラ環境の構築は、プロジェクトの出発点に過ぎません。
当社は、脆弱性が発見された際のパッチ適用や、24時間365日の監視・障害対応など、リリース後も安定的に稼働し続けるための運用・保守を担当しています。プロフェッショナルな運用・保守対応によって、常にシステムの健全性を保ち、安心してご利用いただける環境をお客様に提供しています。
今後も、外部システムやウェブサイトの改修時には、制作会社やシステム会社との密な連携を続け、ビジネスの変化やお客様の要望に迅速に応じられる環境を提供し続けます。お客様から頂いた信頼を守りつつ、さらなる改善を目指して運用を進めてまいります。
課題解決のために導⼊した
サービス・ソリューション
01
WEBサーバ構築
当社では、お客様のWEBサイトを稼働させるための様々なサーバを提供します。
02
CDN
CDN(Contents Delivery Network)とは、キャッシュサーバーなどで構成されたプラットフォームを用いることにより、WEBサイト上のコンテンツを迅速にエンドユーザーに届けるための仕組みです。当社では国産CDNサービスである「CDNext」を利用しサービスを提供しています。
03
キャパシティ設計・構築
コストを抑えた現実的なBCP/DR対策、冗長化設計、高負荷対策設計(CDN、自動スケーリング)など
他にも様々な課題に対応した
ソリューションを多数⽤意